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【茨城】水戸の街中に人力車を!女性目線で街おこしする「絵になる水戸プロジェクト」

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、茨城県で人力車を走らせる観光プロジェクトをされている、「絵になる水戸プロジェクト」代表の首藤敦子さんに聞きました。


歴史的街並みと絵になる人力車で、水戸の観光を盛り上げる!


「絵になる水戸プロジェクト」は、2019年の水戸城大手門・角櫓(すみやぐら)復元というタイミングに後押しされてはじまった、女子目線な官民協働観光プロジェクトです。コンセプトは、大正ロマン。歴史的景観を誇る水戸を舞台に「街中に人力車を走らせよう」という取り組みを行っています。

水戸を訪れる方々、水戸に住む方々に、‟歴史景観のまち・水戸”の魅力を人力車をとおして、たっぷり味わってほしい。そんな想いをもって、車での観光では見落としがちな水戸の魅力を、人力車を使って女子目線で発見・発信しています。

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人力車はいつでも、どこでも、「絵になる」乗り物です。そんな人力車から見る風景「絵になる水戸」を思い出に刻んでいただき、その体験をSNSなどで体験者自らの言葉で発信していただくことで、さらに多くの方々に水戸を知っていただけるはず。そうすることで、水戸の魅力を多くの方に広めるお手伝いができればと思っています。

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かつて「梅まつりの時期には200台もの人力車が水戸駅前に並んだ」と言われるなど、水戸は人力車のとても盛んな土地で、歴史的にもとても関わりの深い土地がらでもあります。

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水戸城大手門の完成式典をはじめ、水戸の梅まつり、大洗アクアワールド水族館や小美玉市の茨城空港などでも人力車を走らせ、好評を博しています。



活動のきっかけは、観光マイスター試験での2人の出会いから


茨城県の観光物産課が認定試験をおこなっている『いばらき観光マイスターS級』の第一期生として、私と現事務局長の松沢とが出会い、「地元水戸市の観光振興のために何か行動したい」という想いから活動はスタートしました。

偶然にも二人とも人力車に対して魅力を感じていて、それぞれに特別な思いを抱いていたんです。出会った2年後に開催される茨城国体、水戸城大手門の完成を目指して、観光振興の一助となるような活動をしたいという想いが活動の後押しになりました。

二人で考えた「人力車を水戸の観光資源に」というテーマのもと、2017年4月にビジネスコンペに応募し、入賞。それがきっかけとなり、水戸市主催の「まちフェス」イベントに出展。その後、次々と人力車を活用したイベントに出展し活動を拡げ、2019年6月にはそれまでの任意団体を法人化することになりました。同年10月にはクラウドファンディングにより、人力車購入の資金を募って目標金額を達成し、自社の人力車を購入することができました。

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活動の当初は、一般公道で人力車を走らせるための交通法規やそれに類する法律的なこと、関係各所への届け出など、わからないことが多くありました。行政機関に問い合わせてもわからないことも多く、一つ一つの問題をクリアしていくためには、多くの人に聞いたり、調べたり、さまざまなところへ足を運んだり。かなりの労力が必要となりました。

課題は山積していましたが、それらをクリアするために自ら動くことで沢山の人に出会い、多くの方々に助けていただきました。

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自社の人力車を購入するまでは、浅草から俥夫さんと人力車をお借りしてイベントに出展していたため、その経費を賄うために、多くの企業や個人から協賛金を募らなくてはなりませんでした。それをイベントのたびにやる必要があったため、「お金を出してもらう」ことへの申し訳ない思いが募り、精神的にキツイ状態が続きました。もちろん、お願いしてもお断りされたり、連絡が途絶えてしまったりすることも…。自分たちの営利目的ではなく「観光振興のため」とは言っても、相手に何かしらの見返りがあるわけではないため、快く協賛してくださった方にも申し訳ない気持ちを感じていたんです。

そこで、活動を任意団体から法人化することで、「利益を出して活動を拡げていこう」という考えに至りました。

さらに、クラウドファンディングで自社の人力車を購入するという、まさに資金集めの活動では、沢山の方々にWebはもちろん直接会ってお願いし、あらゆる手段を駆使してPRをしました。「本当に大変だった」の一言に尽きますね。とはいえ、クラウドファンディングでの経験をとおしてプロジェクトメンバーの絆も深まり、支援してくれる方も次第に増えて、メディアにも取り上げてもらえたことはその後の活動に大きくプラスになったと思っています。



女性目線を大切に、営業活動にも力を入れていきたい


株式会社を設立できたものの、新型コロナウイルスの影響も大きく、会社として利益を生むところまでには至っていないのが現状。2020年は、とにかく広報宣伝に注力して、茨城県内での認知度を高めたいと思っています。

これまでは、お客さまから問い合わせをいただいて、それに応じてきたので、「営業活動」ということを特別にやってきませんでした。だから今後は、営業用のリーフレットの作成やWeb広告などの営業活動に力を入れていきたいですね。イベント時以外にも、街中で定期的に人力車を運行させて、とにかく認知してもらうことが大事だと思っています。

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観光産業というのは、女性客がターゲットであるため、女性目線で「美味しい、楽しい、また来たい」と感じる魅力を創出しなくてはいけないと思っています。そうした意味で、私たちの「絵になる水戸プロジェクト」はこれまでと違った女子目線での観光プロジェクトであり、水戸、そして茨城の魅力度を大きく向上させることができると信じています。



全国の女性へメッセージ


私も一緒にプロジェクトを立ち上げた松沢も、主婦、母親、会社員、という複数の肩書を持ちながらこのプロジェクトを立ち上げ、年ごとに成長させてきました。決して器用ではない私たちですが、「やりたいことをあきらめない!」という気持ちで日々取り組んでいます。諦めなければ夢は叶います。

「夢」や「憧れ」は、若い世代だけのものじゃなく、いくつになって持てるし、それを手にすることができると思います。女性として年齢を重ねていく毎に、自分を輝かせるためにも、夢や憧れを自分のものにするための情熱を持ち続けて、ずっと輝いていたいですね。

★好きな言葉★

「いちばんたいせつなことは、目に見えない」

「星の王子さま」より。
目に見えない、人と人とのつながり、家族への愛情、一緒に過ごした時間。そういった一つ一つのことを、いつも大切にしたいと思っています。

水戸の街中に人力車を走らせる
絵になる水戸プロジェクト

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(株)絵になる水戸プロジェクト

HP:eninaru-310.com

メール: info@eninaru-310.com

人力車はいつ、どこでも「絵になる」乗り物です。「絵になる人力車で、絵になるわたし」になりませんか。イケメン俥夫がガイドする人力車で、お姫さま気分になって、レトロな街並みを楽しんでください。歴史景観のまち、水戸でお待ちしています。ご希望の方にはレンタル着物(大正ロマンの袴もOK)、プロカメラマンによる写真撮影の手配も承ります。結婚式、成人式の前撮りにもご活用ください!!





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