見出し画像

【東京】「キャンプのある暮らし」を提案するクリエイターズユニット「CAMMOC」

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、「キャンプのある暮らし」をコンセプトにライフスタイルの提案・発信やイベント企画などの活動をしているクリエイターズユニット「CAMMOC(キャンモック)」の三沢真実さん、三宅香菜子さんに聞きました。


「キャンプのある暮らし」をコンセプトに、アウトドアにまつわるさまざまなコト・モノを提案

私たちCAMMOCは「キャンプのある暮らし」をコンセプトに、Webマガジン「CAMMOC MAGAZINE」でライフスタイルの発信をしたり、メディアや企業から依頼されて空間コーディネートや撮影のスタイリングをしたり、フードのコーディネートやイベントの企画・プロデュースを行ったり。アウトドアにまつわるさまざまなことを行っています。

現在、共同代表である三沢と三宅を含め、CAMMOCの運営メンバーは全部で4人。
それぞれがディスプレーデザイナーやフードコーディネーター、イラストレーター、アウトドアライターなどの得意分野を生かして活動しています。

CAMMOCのメンバー4人

きっかけは、友だちを招待してキャンプの素晴らしさをプレゼンしたことから

CAMMOCは、キャンプ好きの三宅が、三沢に声をかけたことからはじまりました。
三宅はキャンプに出会ったのは、かれこれ10年くらい前。アウトドア雑誌のモデルのお手伝いをしていたことで初めてキャンプをすることになったんです。三宅自身がフードコーディネーターでもあるのですが、キャンプの料理がこんなにもシンプルで、しかもそのシンプルさが、おいしさにつながるんだということを知って、すっかりハマったんです。

しかも、調理で使う火も、炭や焚き火などですが、それが「おいしい」につながる工程のひとつなんだと思うと、料理に奥深さを感じました。火の調節をして料理をするだけでストレス発散にもなりますしね。ほかにも、「星空がきれいだな」とか「自然の空気がおいしいな」とか「どうやったら心地よく寝られるんだろう…」とか、キャンプをするたびに発見や楽しさ、喜びがあったんです。

でも、そのときは今のようにキャンプブームではないし、女性がキャンプを楽しむことに共感できる人がまわりの親しい人のなかにはいなかったんです。だから、その魅力をもっといろんな人に知ってほしいと考えました。そのために、三沢も含め友だちなど女の子たちをキャンプに招待。できないところはこちらでフォローしながら、「キャンプってこんなに素晴らしいんだよ!」ということをプレゼンしたんです。

それで、興味がある人がいたら一緒にイベントやいろいろな形でキャンプの楽しさを伝えられるサークルをつくれたら…と考えていました。それがきっかけで2011年にスタートしたのがCAMMOCです。


道具は全部用意して、初心者にも参加してもらえるイベントを開催

最初のうちは、イベントの企画・運営がメインでした。あとはいろいろなところにPR活動をさせていただいていたので、アウトドア雑誌やキャンプ系のイベントの出展です。

イベントは、自分たちと同世代の人にキャンプの魅力を伝えたいという思いからはじめたことでした。なので、スタートのときは私たちと同世代である20代後半〜30代前半の女性、そして仕事など少し余裕ができて何か新しいことをはじめたいと思っている人をターゲットにしていました。

またキャンプに興味はあるけれども、道具もないしまわりに仲間もいないというキャンプ初心者の方が参加してもらえるよう、道具は全部こちらで用意し、電車でも行ける場所を中心にイベントを企画しました。

次第に、三沢も三宅も出産を経験し、ママになったことで、小さい子どもがいても楽しめるママキャンプというイベントをスタートさせました。
こちらは通常のキャンプ企画とは違い、テントの設営をしたり、ご飯を一緒につくったり…ということはせずに、ただ自然の中で時間を過ごすこと以外、すべてこちらで準備してある企画です。

どちらも、キャンプ自体に興味を持ってもらったり、外で過ごす楽しさを味わってもらえたりしたのがとてもうれしかったです。

ただイベントは集客あってのこと。SNSがそれほど普及していなかったときは、毎回フライヤーを作って、都内のいろいろなカフェやお店に置かせてもらったりしました。それでも人数が集まらないことがあって、参加者がひとりということも。

でも、「ひとりでも来たいという人がいるのなら!」とやり続けたんですよね。私たちの思いが直接伝えられるのがイベントの醍醐味ですし、結果的にやってよかったと思っています。


2021年は「SDGs防災キャンプ」とオンラインショップに力を入れていきたい

2019年9月に関東地方に大きな台風が来ましたよね。それまで防災対策をほとんどしていなかったので、とても焦りました。それで何か準備をしようと考えたときに、家にあるキャンプ道具で全部まかなえるんじゃないかと気がついたんです。

それと同時にこれまで、10年近く仕事も含めてキャンプに携わっていたのに、キャンプ道具が防災グッズとして活用できることにまったく気づいていなかったことにショックを受けました。

でも、みんながキャンプに興味があるわけではないし、なかなか自分から防災についてアプローチをするわけでもありません。でも、そんな人にも「こんなに役立つ情報がある」ということを伝えるのが私たちの目指すこと。そして、もう一歩踏み込んで、「キャンプを楽しみながら防災するといいかもしれない!」という提案をしたいと考えるようになりました。

それで、準備を進めながら2020年の秋に「SDGs防災キャンプ」をスタートすると発表。2021年はこの活動に力を入れていく予定です。

この活動をすると決めてすぐに、「SDGs防災キャンプ」の活動指標や楽しく防災キャンプの知識やスキルが学べる「防災キャンプすごろく」を掲載した、「BOUSAI BOOK」というフリーペーパーを制作しました。
キャンプに興味がない人にも取ってもらえるよう順次カフェなどに置いてもらう予定です。

また、オンラインショップも2020年12月にオープンし、こちらも2021年に力を入れていきたい事業です。

ここでは、おうちでもキャンプでも日常的に使える防災用品や私たちが愛用していて心からおすすめしたいと思っているアイテムを販売しています。

「愛着を持って手元に置いておきたくなるもの」というのも、オンラインショップに掲載するグッズを選ぶときのポイントのひとつ。そのため、いつ使っても、置いておいてもおしゃれなアイテムを販売しているのが、実は一番のこだわりなんです。

というのも、防災時でないと使わないものってしまい込んでしまって、実際に災害が起きたときにすぐに出せなかったり、本当に使えるのかどうか不安になったりしますよね。そして、無駄にいろんなものを買う行動にもつながります。だから、本当に普段から使えて、だからこそ非常時も安心して利用できるグッズを厳選しました。

CAMMOCおすすめの、家のインテリアにもなじむ白い消火器(写真左)、空気でふくらませるLEDソーラーランタン(写真右)。どちらもオンラインショップで取り扱い中です。

ショップにあるアイテムは、私たちのマガジンや動画でもその使い方を紹介していきたいと考えています。

今後は、自分たちの理想を実現するオリジナル商品を販売していくことも目標にしています。実は、防災でもキャンプでも役立つ防災バッグを企画しているので楽しみにしていてください。


全国の女性へメッセージ

年齢を重ねていくにつれ、キャンプのスタイルだったり、提案の仕方、そして自分たちにも家族が増えたりして、「キャンプのある暮らし」というのも、少しずつ変わってきてはいます。
でも、そうやって日々、勉強したり模索したりしながら、その過程も含めて発信していくことで、これからもみなさんと楽しみを共有していきたいと考えています。

そのうえでお伝えしたいことは、外に出てみようということ。やっぱり自然のなかに出ることで、自分自身やまわりの環境も含めて新しい発見や気づきってたくさんあると思うんですね。
とはいえ、まず無理していきなりキャンプに行こうと思わなくて大丈夫です。まずは、マイボトルを持って公園に行くとか、すぐ近くの自然があるところにちょっと足を運んでみるとか。そういうちょっとしたことでもいいので、自然の空気をぜひ楽しんでもらいたいですね。

★好きな言葉★

キャンプのある暮らし

これがもう私たちのライフスタイルで、人生でもあるんです。
私たち自ら実践してやってきて、本当に毎日が豊かになってきたことを感じています。だから自分たちの実感を通して「キャンプのある暮らし」を伝えていくことで、みなさんの生活が豊かになることを願っています。

「キャンプのある暮らし」をコンセプトにしたクリエイターズユニット「CAMMOC

CAMMOCは「キャンプのある暮らし」をコンセプトにライフスタイルの発信、空間やフードのコーディネート、イベント企画などを行っているクリエイターズユニットです。
メディア様・メーカー様などの企業依頼や個人依頼など様々なご要望をお受けしております。

ホームページ:https://cammoc.com/





☟☟☟ 新着記事情報はTwitterでお知らせしています ☟☟☟
よかったらフォローお願いします!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

最後まで読んでいただきありがとうございます!! 新着記事はX(Twitter)でお知らせしています☞