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転職してすぐ産休は迷惑? 女性は転職、結婚、出産などの計画に縛りがあるかと思うと人生が窮屈……。【ライムスター宇多丸のお悩み相談室270】


✳️今週のお悩み✳️

女性のライフスタイルについて相談です。現在27歳の私は、新卒で入社した会社をそろそろ転職したいなと考えています。いま4年付き合っている彼氏がいまして、なんとなくその人にプロポーズされるんだろなと感じています。私は30歳までに1人子どもが欲しいと思ってまして、そうすると、ここのタイミングで転職を決めないと新しい職場に入っていきなり子どもを授かりました!では迷惑なのかな?と悩みます。かと言って、たいして行きたくもない会社への転職は嫌なので慎重にいきたいです。やはり一般的に転職してきて早々ご懐妊じゃ、ちょっとムムムとなりますかね(子どもがすぐに宿るとかどうかは別の話として)。女性は転職のタイミングや、結婚、出産はやはりある程度計画的に縛りがあるのかなと思うと、もう人生が窮屈に感じてしまいます。今の会社に残って、懐妊まで待つのも手かもしれませんが、そんなんで良いのかわたし!とも思ってしまいます。悩ましいです。

(ディアウーマン・27歳・東京都)


宇多丸:
もちろん、転職する自由、結婚する自由、出産する自由というのは当然誰にでもある……はずなんだけど、いっぼうでたしかにこう言われてみると、「転職して早々に産休というのも、やっぱあんま印象よくないか?」って気はしちゃうよね。
それとも、やはりこう考えちゃうこと自体、問題があるのか。

こばなみ:
難しいところですよね。制度としても権利としても、もちろんいいのだと思いますけど、雇用側から考えると、仕事に慣れてきた頃にそうきたかい!っていう気持ちが芽生えないとは言えないと思う。

会社の規模にもよると思いますけどね。大きな会社だったら、ひとり抜けたカバーとかもしやすいと思うけど、小さな会社だったり、少人数の部署だったりすると……。

あとは、制度がよくても、同僚になんて言われるかとかも気にしちゃうポイントですかね。

宇多丸:
まぁ、実際そうなっちゃったんならそのままグイグイ行くしかないじゃん、ってだけの話なんだけど、ディアウーマンさんの場合、現状はまだ、その2~3段階前のところで先行きを想像してるだけ、ではあるんだよね、実は。

そこで、いくつか気になることがあって。
まずさ、「30歳で子ども1人」っていうリミット。そのライン、絶対守んなきゃダメ?
 ここの考え方をちょっとゆるくするだけで、もろもろだいぶ解決寄りになってこない?って気がしますけど。
年齢的にはまーだまだ全然、余裕も余裕なんだからさ。

こばなみ:
あと子どもが欲しいのなら、先に病院に行ったほうがいいという意見も。不妊治療をしている人、まわりをみても、一定数はいますからね。

宇多丸:
夫側の精子問題だったりもするしね……ってかさ、ディアウーマンさんは、そもそもまだ結婚してない、どころか結婚話が具体化すらしてないんだよ!
 すべてが絵に描いた餅すぎ!

彼側が子どもはいらないって言う可能性だってあるし……、それ以前に、結婚する気があるかどうかも確かめてないじゃん(笑)。
だからまず一番最初に、彼ともろもろのコンセンサス取ろう! 話はそれからだ!

同様に転職っていうのも、どのくらいの確度の話なのか、産休制度がどの程度しっかり機能してるところなのか、もうちょいはっきりさせてからじゃないと、勝手に色々悩んでてもムダじゃない?

ということで、ディアウーマンさん自身の出産計画をもうちょっとゆったりさせたうえで、一個一個のファクターを固めていく。まずはそこからじゃないですかね。

女性は人生に縛りがあるのかな、なんてことをおっしゃってますけど、少なくとも現時点では、ご自身の思い込みがその縛りを必要以上にきつくしまってるところはあると思いますよ。

こばなみ:
縛りをきつくしちゃうと、目的よりも縛りやルールを守ることに目的がいっちゃうってこともありますからね。

ディアウーマンさんが比較的、若いママになりたいっていうなら、30歳までっていうのもわかるけど、そうでなくて、目的が子どもが欲しいということだったら、リミットは外せますよね。

宇多丸:
逆にどうしても若さにこだわりたいというのであれば、一刻も早く転職して成果を出すという段階まで行かないと、ってことですよね。
やっぱ入社した途端に産休、っていうのは……、少なくとも、計画性がない感じはしちゃいますよね。
病気と違って、一応避妊はできるものなわけだから。

こばなみ:
もちろん、出産することは自由なんだけど、予定を知りたいってのいうのはありますよね。私も結婚したときに聞かれましたけど、いきなりそういう状況になるより、その意思があるかないかがわかれば、部署や会社としては準備しておけますもんね。

宇多丸:
なるほどね。
別に休むなって言ってるんじゃなくて、シフト組む前に言ってね、みたいな。

こばなみ:
ただ出産のことになると、ナーバスではありますからね。ナーバスすぎて、気軽には話題に出せない雰囲気……。言うことがみんな違うし、なにか言えば炎上するし……。

あと、転職だって、年を取ればしづらくはなるんでしょうけど、職種によっては、いつだってなんとかなるのかなぁとも思いました。

宇多丸:
出産も転職も、実は自分で設定したにすぎないリミットに縛られるのは、本末転倒だろうと。

そんな感じで、ゆるくていいところはもっとゆるく、逆にきっちり詰めといたほうがいいところはもうちょい詰めて、人生設計のあり方をアップデートしてみてはいかがでしょうか?

その際、言うまでもなくひとりで生きてるわけじゃないんだから、周囲との最低限のすり合わせもお忘れなく。
まずはやっぱり、彼と一度ちゃんと話し合ってみて!



【今週のお絵描き】


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この記事は、女子部JAPAN公式WEBで2019年2月16日に公開したものを再編集し、掲載しています。


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<プロフィール>

ライムスター・宇多丸
日本を代表するヒップホップグループ「RHYMESTER(ライムスター)」のラッパー。
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」(毎週月曜日から金曜日18:00-21:00の生放送)をはじめ、TOKYO MX「バラいろダンディ」(隔週金曜日21:00~21:55)など、さまざまなメディアで切れたトークとマルチな知識で活躍中。
※ワンマンライブの新シリーズ
「ライムスターインザハウス」や
その他のライブ情報は
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女子部JAPAN(・v・)こばなみ
2010年、iPhoneの使い方がわからなかった自身と世の中の女子に向けた簡単解説本「はじめまして。iPhone」を発行し、「iPhone女子部」を結成。現在はコミュニティ&メディア「女子部JAPAN(・v・)」として、スマホに限らず、知りたいけど難しくて挑戦できないコトやモノをみんなで一緒に体感する企画を実施。最近はフェムテックなど、女性ならではのコンテンツを発信中。




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