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【北海道】子ども用車いすマーク(通称バギーマーク®)の作製・販売を行う「mon mignon pêche」

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、北海道で子ども用車いすマーク(通称バギーマーク®)を作製している「mon mignon pêche」の縫製担当、髙石理絵さんに聞きました。 


障がいのある子どもたちが楽しくお出かけできるよう、バギーマーク®を製作販売

障がいのあるお子さんがお出かけしやすいように、子ども用車いすマーク(通称:バギーマーク®)を制作し、ショッピングサイトで販売しています。

イベントに出品することもありますが、基本的にはバギーマーク®を使用してくださっている方々の口コミで全国に広まっています。 

バギーマークの作製・販売が主な活動となりますが、病気や障がいがあっても、車いすでも楽しく外に出かけられるように、「みなさんにこのマークを知ってもらいたい!」という気持ちで、日々活動をおこなっています。

これらの活動に協力してくれているのは、バギーマーク®をつけている子どもたち自身でもあり、そのこと自体が子どもたちの社会参加になっているのではないかと感じています。


障がいがあっても、オシャレしてお出かけしたい!!

わたしたち製作スタッフは、全員が障がいのある子どもの母親たちです。

子どもたちが、どうしたらかわいく暮らせるのか。どうしたら楽しく過ごせるのか。障がいがあっても、「かわいくおしゃれしてお出かけしたいよね!」そんな気持ちに賛同してくれた方々のお陰で、バギーマーク®は生まれました。

一般的にバギー(リクライニング式)と呼ばれる「子ども用の車いす」は、一見ベビーカーにも見間違われてしまいます。そして、身体機能が追いつかず、ベビーカーを車いすの代わりに使用している子どもたちもいます。しかし、公共交通機関や施設を利用するときに畳むように言われたり、車いすとしての対応をしてもらえないこともあります。

病気や障がいがあり、歩行が困難であったり、また年齢が小さい場合は障がいがあることもわかりづらく、心無い言葉に傷つけられた経験をもつ親御さんも少なからずいると思います。わたしたちも例外ではありません。

東京ディズニーリゾートでは、ベビーカーやバギーを車いすとして利用している人のために用意された‟タグ”があります。このタグをつけていると、パーク内の施設などを利用する際、毎回「車いすです」と説明をしなくとも不便な思いをせずに楽しむことができます。
この経験から、「マークをつけて歩いたら、子ども用の車いすを使用する障がいのある子どもや家族が、楽しくお出かけしやすくなるのではないか?」と思い、2012年からバギーマーク®をハンドメイドで作製し、ネット販売を始めました。


マークを通して、優しい気持ちが伝播するような世界に

わたしたちは日々の子育てで車いすを使って外に出ることができ、社会参加の機会を得ることができています。一人ひとりが望む形で外に出れることは、とても素晴らしいことだと思います。またその経験は、子どもたちそれぞれの大きな成長につながるのだと感じています。

バギーマーク®を付けている子どもたちは、障がいも、成長の具合もさまざまです。

もう少しで歩けそうだけれど、まだ不安定な子。長い距離は歩けない子。たくさんの医療的ケアが必要な子もいます。

生活の中でバギーマーク®に気づいたとき、「こんなマークもあるのか」と、ほんの少し気に留めてもらいたい。車いすやバギーを使用している子どもや家族を、そっと見守ってもらえるような、そんなやさしい気持ちが生まれる機会となれば嬉しく思います。


全国の女性へメッセージ

よく目にする国際シンボルマークである「青い車いすマーク」のほかにも、「子ども用車いすマーク(バギーマーク®)」があることを知ってもらえると嬉しいです。

バギーマーク®は国で推奨されているマークではなく、ほかにも「子ども用車椅子」を知らせるたくさんのデザインや仕様のマークがあります。

「マークが統一されているとわかりやすいのに」という声も聞かれますが、わたし達がカッコイイ!かわいい!という気持ちで服や靴を選ぶのと同じように、マークがおしゃれアイテムのひとつとなり、お出かけしやすくなればいいなと思っています。

マークの形に関係なく、車いすやバギーを見かけたとき、やさしい気持ちで見守ってもらえたら。それがわたしたちの勇気になり、安心へと繋がります。

★好きな言葉★

がんばらない。やり続けるために、がんばるけど、頑張らない。

これはバギーマークの縫製についても言える事かもしれませんが、ちょっとだけ違うこの子育てにおいての気持ちです。

バギーマーク®のお店『mon mignon pêche

mon mignon pêche
info@buggymark.jp
 
https://buggymark.official.ec/

障がいのある母親が障がいのあるお子さんがお出かけしやすいように、子ども用車いすマーク(通称 バギーマーク®)を作製しています。見かけた時に車いすやバギーを使用している子どもや家族をそっと見守ってもらえるようなやさしい気持ちめぐりの機会となるとうれしいです。




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