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【全国】釣り好きを増やすべく、魅力を発信する「一般社団法人女性フィッシング協会」


日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、釣り好きの女性インフルエンサーからできた「一般社団法人女性フィッシング協会」のオーガナイザー・京谷紗季さんと曽我部颯希さんに聞きました。


釣り初心者にも楽しめる環境を作る活動がメイン

私たち「一般社団法人女性フィッシング協会」は、老若男女問わず、初心者を中心に釣りの楽しさを伝え、釣りを楽しめる環境を作ることを目的として活動しています。具体的な活動内容は主に3つ。

1つ目は、釣り環境改善活動です。
自分たちが釣りを楽しむだけではなく、新しく始める人、そして次の世代にも「きれいで使いやすい釣り場」を残したいと思っています。

そのために、私たちは釣り場の設備、ゴミ問題といった総合的な環境課題と向き合う必要があると考えました。そこで、全国での定期的な清掃活動を中心に、日々一歩ずつ前に進める取り組みを行っています。

最近の活動では、徳島県鳴門市で行われているうずしおクリーンアップに四国支部理事が参加しました。

2020年4月には兵庫県明石市の港の清掃活動イベントを実施する予定です。

2つ目の活動は、釣り体験イベントの開催です。

「釣りを始めたいけれど、どうすればいいのかわからない…」、「あの魚を狙える釣りがしたいけれど、道具がない…」、「釣りイベントには興味はあるけれど、1人じゃ勇気がない…」など、思っている人も少なくないと思います。
そこで、私たちが釣り企画を考え、釣りに行きやすくなるきっかけを作っています。

経験者はもちろん、初心者を中心にどんな方でも参加しやすい釣りイベントの開催、また少人数向けの釣り体験サービスも開催予定です。

最後、3つ目の活動は、釣りウェア・アイテムの充実です。

釣りに限らず楽しみ方のひとつとして、「写真映えする」要素は気持ちが高まりますよね。だからこそ、私服でも着たくなるようなカッコいい・オシャレと感じられる釣りウェアが提案できればと考えています。そのためオリジナルブランドを中心に、アイテムを充実させることを目指しています。

一方、清掃活動アイテムや釣り具においては、女性が使いやすい重さ、サイズ、デザインを考え、既成概念にとらわれず便利なアイテムを形にしたいと、現在考案中です。

そのほかの活動として、使用済み使い捨てカイロの回収も行っています。
これは、GoGreenGroup社による使用済み使い捨てカイロを使った水質改善プロジェクトに、私たち女性フィッシング協会が賛同しています。具体的には現在、東北・関西・四国エリアを中心に、カイロ回収BOXの設置や呼びかけを行って、資源を守る活動もしています。


「釣りの魅力をもっと伝えたい」と、仲間たちと話していたことがきっかけ

女性フィッシング協会は、女性のための釣りコミュニティサイト「釣りガール」公式インフルエンサーとして全国で活動している有志のメンバーが理事となり、構成されています。

お話を伺ったオーガナイザーの京谷紗季さんと曽我部颯希さん

これまで釣りガール公式インフルエンサーでは、「釣りに関わるすべての女性をもっと笑顔に」をコンセプトに女性アングラー(趣味で魚を釣る人)さんが安心して参加できるイベントなど、女性中心の視点で活動をしてきました。

そこから約2年。当時は「釣りをする女性って珍しいね」と言われていましたが、今は「釣りをする女性も多いよね」と言われるほど、女性アングラーさんの数が増えてきていると実感しています。アウトドアブームもあり、初心者の方が増え、釣り人口が増えたからですね。

もともとは、理事メンバーで「親子体験イベントや老若男女関係なく楽しめるイベントをしたい」と話していたことがはじまりです。「トイレ問題やもっと釣り環境をよくしたい」、「清掃活動に力を入れたい」といった声も出ていました。

そして、「もっとたくさんの人に、釣りの魅力を伝えたい。大好きな釣りをもっと楽しめるように釣り場を守りたい」という考えに至り、「それなら、団体を立ち上げて自ら理事メンバーで実現していこう」と発足したのが、女性フィッシング協会です。

当初は右も左もわからないことだらけ。もちろん発足当時はできることが限られたなかでの活動で、壁にぶち当たることも多かったです。だけど、自分たちの強みは「発信力」。そして、全国に理事メンバーがいるので、できる範囲で伝えることからやっていこうと、SNSを活用し、自分たちの活動を知ってもらうことからはじめました。

それが今、さまざまなメディアに取り上げていただけるところまで盛り上がってきたところです!


もっと釣りをはじめやすい環境を作りたい!

もっとたくさんの人に、女性フィッシング協会のことを知ってもらい、「この協会はおもしろいな。応援しよう!」「自分も釣りをやってみよう!」と思っていただきたいです。

そのためにもまずは、InstagramなどのSNSで自分たちが釣りを楽しむ姿だけではなく、“楽しく釣りができる環境づくり”の発信が大切だと思うようになりました。

今までは参加者側の釣りの魅力を発信していましたが、協会を設立してからは、「どうすればこの楽しい釣りを数十年先まで残せるか」を考えるようになり、使用済み使い捨てカイロの回収BOXもそうですが、幅広い分野に視点を置き、さまざまな取り組みをするようになりました。

今後予定している活動としては、各地での清掃活動や釣りイベント、そして稚魚放流活動も計画中。女性はもちろん、男性の方やファミリーでのイベントができたらと思っています。
そして、特にこれからの未来につながる子どもたちに向けて、釣りや生き物の魅力、環境について伝えていきたいです!

また、私たちが理想としていることで具体的な例をあげると、釣り環境であれば女性に優しいきれいなトイレの設置、釣り堀や管理釣り場、船釣り、レンタル料金などの価格帯の改善をし、もっと釣りをはじめやすい環境を作っていきたいです。

そうすることで、女性の釣り人口やファミリーでの釣り認知が増加し、若い世代も今以上に増えるはず。
ゆくゆくは、趣味や遊びのひとつとして、釣りがあげられるようにしていきたいです!


全国の女性へメッセージ

何かに一生懸命になる姿って、どんな形であろうとカッコよくて輝いて見えますよね。

私たち女性フィッシング協会も、釣りをするときはもちろんですが、大好きな釣りが気持ちよくできる“環境づくり”にも力を入れています。

時代の流れとともに、あらゆる場面で自由が求められるようになってきました。
数年前までは「釣り×女性」が珍しいと思っていましたが、今はそうではなくなりつつあります。女性だからこそできること、発信できることって無限大にあるはずです!

★好きな言葉★

〜 happiness “to all” angler 〜

これは私たちのキャッチフレーズです。

女性フィッシング協会は、「老若男女問わず、特に初心者を中心に釣りの楽しさを伝えること」、「いつでも誰とでも釣りを楽しめる環境を作ること」を目的としています。
釣りは世界共通、年齢、性別問わずすべての人が楽しめる遊びであってほしいです。そんな願いを込めて日々活動しています!

釣りの楽しさを伝え、楽しめる環境を作る「一般社団法人女性フィッシング協会

一般社団法人女性フィッシング協会は、全国で活動する釣りガール公式インフルエンサーのなかから有志で集まったメンバーが理事となり、構成されています。
(1)釣り環境改善活動(2)釣り体験・イベント開催(3)釣りウェア・アイテムの充実
この3つのビジョンを持ち、釣りの魅力や釣りをする上で大切なことを発信し、活動しています。

ホームページ:https://female-fishing.org/





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