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【全国】首里城の瓦をアートの力で再生する「世界遺産首里城復興プロジェクト」、筒井由起さん

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、首里城の瓦をつかったアート作品を作るプロジェクト「世界遺産首里城復興プロジェクト」の筒井由起さんに聞きました。


火災にあった「首里城」の瓦をアートの力で再生!作家とお店をつなぐ

2019年10月31日に首里城が火災にあったことはみなさん覚えているかと思います。

私は、その際に焼け落ちてしまった瓦を利用し、作家さんに瓦に絵を描いていただき、その絵を全国のお店に寄贈する活動をしています。

焼け残った首里城の瓦

お店に飾っていただくことで、瓦に描かれた絵を多くの方に見ていただき、癒されたり首里城に想いをはせていただいたり、時の流れとともに当時を思い返してもらったり。何か感じていただけたらと、活動を始めました。

絵を描いていただく作家さんは、ホームページからお問合せいただいた方だったり、私がInstagramやSNSを拝見して「この方にぜひ描いていただきたい!」と思った方にお声がけさせていただき、総勢77名の作家さんにご協力をいただきました。

絵を飾っていただいた店舗さんは、北は宮城県から南は沖縄まで、全62店舗にのぼります。こちらもお店のホームページやInstagramに連絡をしてプロジェクトへの参加を交渉したり、東京や沖縄に行った際には直接ポスティングをしたり。

絵を描いていただく作家さんもそれらを飾っていただくお店も、一から自分の手で見つけるというなかなか大変なことではあったはずなのですが、自分のやりたいこと=ゴールがはっきりしていたからか、そこまで大変だとは感じていませんでした。

2021年3月には、すべての絵を一ヵ所に集めての展示会『「100人をつなぐ展」~首里城の瓦の再生~』も大阪で開催することができました。数名の作家さんにも来ていただき、貴重な体験をすることができました。


大好きな沖縄のために何かしたい!という思いではじめたプロジェクト

もともと大の沖縄好きで、沖縄好きが高じて、4年間ほどタコライスのお店をやっていたこともあるほど。
火災のあった2019年も沖縄を訪れる予定でいたところ、火災のニュースを知り大きな衝撃を受けました。

「大好きな沖縄のために、私も何かしたい!」そう思い、募金することも考えましたがどこに募金していいかもよく分からず、いろいろ調べている過程で沖縄県のホームページに瓦の再利用の募集記事を見つけました。

私が趣味で絵を描いていたこともあり、「瓦に絵を描いてお店に置いてもらえば、お店の方にも喜んでいただけるのではないか」、そう考えプロジェクトに応募したことがきっかけです。

そこで採用され、2020年8月の任命式から本格的に動き出しました。応募から1年半ほどたった今年、2021年4月にお店への発送を完了しました。
今はコロナ禍のため、積極的に来店を促すような宣伝は難しいときですが、落ち着いたらさらに盛り上げていけたらと思っています。


全国の多くの人に瓦アートを見てもらいたい!

プロジェクトをとおして、たくさんの出会い、そして学ぶ機会をいただいたと感じています。企画を実施することで、自分の作品に対しても色々と考えるきっかけになりました。

今回のプロジェクトは77名もの作家さんにご協力いただいたからこそ実現したもの。だからこそ、描いていただいた絵を全国の人に見ていただきたいですね!


全国の女性へメッセージ

枯葉1枚拾っても、アイデアというのは何万通りもあるので、その溢れたアイデアをぜひ暮らしに活かしていきましょう!


★好きな言葉★

ナンクルナイサー

シュンと落ち込むことも多いからこそ、「ナンクルナイサー」という言葉が好きです

以前開いていたタコライス屋さん

焼け残った瓦をアートの力で再生する「世界遺産首里城復興プロジェクト

WAKKO (ワッコ) 筒井由起(ツツイユキ) 
artwakkogallery 
576-0062 大阪府交野市神宮寺1-41-4





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