【千葉】南房総から世界へ! サッカーでまちを元気にする「オルカ鴨川FC」
日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、千葉県鴨川市を拠点に活躍する女子サッカークラブチーム、『オルカ鴨川FC』の活動について聞きました。
まちと人を元気に!こどもたちを笑顔に! そんな思いを胸に活動
私たちオルカ鴨川FCは、2014年2月に千葉県南房総地域ではじめて、全国リーグを目指す女子サッカークラブとして、鴨川市を拠点に発足しました。
初日は、選手わずか5名の練習からスタート。それが今ではトップチーム、サテライトチーム(大学生中心)、育成年代(中学・高校生)、スクール(幼児・小学生)と5つのカテゴリーを持ち、総勢100名を超える選手たちが日々鍛錬を重ねるクラブとなりました。
「まちと人を元気に、子どもたちを笑顔に、夢と希望を与えたい」そんな想いを胸に、トップチームを中心にまちの活性化に少しでも貢献できるよう、高みを目指して活動しています。
トップチームはなでしこリーグ2部に所属して4シーズン目。今季こそは悲願のリーグ優勝を達成すべく、地域のみなさま、スポンサーのみなさまの応援を力に、全身全霊ピッチの上で躍動します!
逞しく駆け回る選手たちを、ぜひスタジアムでご覧ください。熱い応援をよろしくお願いします!
発足から3年で、一気に全国リーグに参入!
現在、女子サッカーは、なでしこリーグ1部を頂点に、なでしこリーグ2部、チャレンジリーグ、関東リーグ1部、2部、千葉県リーグ1部、2部(地域ごとに違う)というピラミッド型で構成されています。
オルカ鴨川FCは、発足時は千葉県リーグ2部からのスタート。1年で千葉県1部に昇格し当年優勝、チャレンジリーグへの飛び級制度を使って関東リーグを飛ばし、チャレンジリーグ昇格、当年優勝。3年で一気に全国リーグへの参入を果たしました。
結果を見ると順調そのものですが、簡単な試合は1つもなく、時にはぶつかり合いながら、高め合いながら、どんな時も目標・目的をぶらさない強い気持ちで日々を乗り越えていきました。
なでしこリーグ2部4シーズン目の2020年は、どんな展開でも勝ち切る勝負強さが課題です。着実に成長している部分には自信を持ち、方法はさまざまでも同じ方向へ向かい、恐れずにチャレンジし続け、達成する。
個性が集結し高め合えることこそがチームスポーツの醍醐味であると思います。
目指すは、トップチームの2部リーグ優勝!
私たちの目先の目標は、まず、トップチームは、2部リーグで優勝すること。
その他のカテゴリーも、1つでも高いレベルを目指して、選手・クラブとして挑戦し続けることが大切だと思っています。
しかし、この鴨川という地にサッカーチームが存続していくためには、自分たちの結果を求めるだけでは意味がありません。人口減少や高齢化が間近で進んでいる状況の中、私たちにできることは、“サッカーでまちを元気にすること”です。
『人がまちを創る』−−その活力にあふれた人を増やしていくことに努めていきたいと考えています。
例えば、スタジアムへ来て大声で声援を送っていただくこと。がんばっている選手を見て“私も頑張ろう”と力に変えていただくこと。また、地域の学校を回って子どもたちと触れ合い、笑顔を増やし、体を動かすことの楽しさを感じてもらうこと。そして、子どもだけでなく年配の方との触れ合いや簡単な運動教室などで健康意識を高めていただくことも大切。
さまざまなな方面から関わり、サッカーでまちを元気にしていきたいというのが、私たちの大きな目標です。
毎日が新しい1日、新しい自分、進化した自分です。みなさんも、明日の自分に会うことを楽しみに、どんな小さなことでも『チャレンジ』する気持ちを忘れずに、心豊かに、楽しく1日1日を過ごしていきましょう!
オルカ鴨川FCの選手・スタッフ一同、同じ目標に向かい、熱い応援を力にひたむきに前進していきます。応援よろしくお願いいたします!
★好きな言葉★
たくさんの縁が繋がって、今、オルカ鴨川FCは活動できています。今までもこれからも、クラブを支えてくださるすべての方に感謝し、とくにこの地域の皆さんと共に勝利の喜びを分かち合い、成長していきたいと考えています。
女子サッカークラブチーム オルカ鴨川FC
南房総初めての本格的な女子サッカーチームとして、2014年2月に発足。元なでしこジャパン(日本代表)選手である北本綾子選手を監督に迎え、チームは千葉県女子サッカーリーグ2部からスタート。2015年に創設2年目にしてチャレンジリーグ昇格を果たすと、2016年、初参入ながらチャレンジリーグ優勝を達成し、なでしこリーグ2部昇格を決めました。
さらに南房総から未来のなでしこを育成するため、2016年に発足したオルカ鴨川BUに加え、オルカ鴨川FC U-15を起ち上げ。南房総からなでしこ1部リーグを目指し、さらに日本代表選手を輩出して世界を目指している。