“女性活躍”って誰のこと?現役女性リーダーと2030年まで話し合う「F30プロジェクト」、はじめます。
こんにちは。私は女子部JAPANというコミュニティ・メディアを運営しています、小林奈巳と申します。もともとは雑誌・ムックの編集者で、2010年にiPhoneの楽しみ方をみんなに伝えたい!と思い立ち「iPhone女子部」を発足、iPhoneは誰もが使えるようになったので範囲を広げ「女子部JAPAN」に改名しました。そして現在に至ります。
これまでのワイガヤ的な女子コミュニティから一転、私たちがなぜこの「F30プロジェクト」を始動したか。それをお伝えしたいと思います。
2021年、私たちは「女性活躍」という言葉にモヤモヤしていました。女性って誰のことなの?なぜ女性という冠をつけるの? 2030年までに女性管理職30%って達成できるの・・・?
私たちがモヤモヤしていた原因は、「女性」とつけることで余計に公平ではないということでした。目指すは誰でも活躍できるダイバーシティな世の中ならば、いっそ「女性活躍」なんて言葉はいらないのでは?
現に、私のまわりには、そんな言葉に関係なく、メディアに取り上げれるわけでもなく、仕事にやりがいを感じて取り組んでいる女性がたくさんいました。
だから、そんな想いをともに巡らす、半径5mの女性リーダーたちの生き様を伝えていったら、
同じ仲間たちにとっては大きなエネルギーに、
後に続く女性たちにとってはお守りに、
ダイバーシティを推進する人たちにとっては変革のアイデアになる。
みんなの力で刺激し合って、全員にとって、働きやすい、生きやすい世の中になるのではないかと思いました。
Fに込めた想いは、
Female
Forward
Future
前へ。未来へ。
私たちのアウトプットが世界をアップデートする
私たちの発信で世界を変えていきます。
昨日より今日が1%成長していたら、2030年にはものすごいことになっている! それを信じて、私たちは血の通った女性リーダーの体験や思いを届けるコンテンツの発信を続けます。
投資の福利と同じで、今日が1しか持っていない力や想いであっても、毎日1%成長し続けていったら・・・、1年後には37、2年後には1428、3年後には53939、2030年にはとんでもないことになります。
少しずつでも続けることは、ものすごい力になる。そう信じて、「F30プロジェクト」は2030年、「女性活躍」の言葉がなくなるまで続けます。
発信していくコンテンツは3つ。
「課題解決ケーススタディ」
身近にいる女性リーダー達が仕事のうえでぶつかったコミュニケーションの課題(壁)に、どう向き合い、考え、行動したかを語るストーリー。大きな選択を迫られるでっかい壁から、日常に転がっている些細な壁まで取り上げ、同じように壁にぶつかる女性リーダーの応援になればと思っています。
「気になる企業とDE&Iトーク」
企業のDE&Iへの取り組みとともに、担当者の思いや見ている景色を聞き出すインタビュー集。企業のD&Iへの取り組みというと、どうしても理想論やビジョンで終わり、現場とのギャップが大きいことも多いけれど、そうではなく、担当者の血の通った言葉を引き出します。
「ライムスター宇多丸のお悩み相談室」
2013年に始まった連載企画。日本のHIPHOP界の重鎮であるライムスター宇多丸さんが長年の片想い、SNSやLINEでの諍い、女性差別についてなど、日常的なお悩みから社会問題まで、執拗に、フェアに、時に優しく、時に興奮しながら、とことん考え、解答。私は聞き手として登場しています。お悩み募集はこちら
私たちも、ダイバーシティ、ジェンダーギャップ、アンコンシャスバイアス・・・etc.まだまだ勉強中の身です。一歩一歩、進んでいきますので、何卒よろしくお願いいたします。
※表現について
DE&Iの文脈では、「女性」「男性」という言葉を使うことはNGとされていることも多いですよね。ただ、ジェンダーギャップの大きい日本の現状では、言葉をあいまいにすることで伝わらないことがあるため、F30プロジェクトでは、「女性」という言葉を使用しています。