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【青森】イベントでみんなの生活満足度を高める「SEEDS NETWORK」

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、青森県で共生・協働をテーマにさまざまなイベントの企画・運営をされている、特定非営利活動法人「SEEDS NETWORK」代表の大西晶子さんに聞きました。


一人ひとりの生活満足度を高めるためのイベントを企画・運営


特定非営利活動法人「SEEDS NETWORK」は、青森県を拠点に、「共生・協働」をテーマに、「目の前の人を大切にする」「一人ひとりの生活満足度を高める」という思いをもって事業をおこなっています。

私たちは、思いを伝えるツールとして大小さまざまなイベントを企画・運営。これらを軸に活動しています。

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私たちにとってイベントは、目の前の人の笑顔につながるための一つの入り口(DOOR)です。

例えば、混浴風呂の入り口のように、イベントごとに入り口は分かれているけれど実は中でつながっているというイメージ。赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが参加・参画できる機会を作っています。

【主な企画イベント】

●「あおもりべじまつり」(2013年~)

〜ナチュラルな食を真ん中において、みんなでゆったり過ごそう。エコ・べじ・ナチュラルに特化した食のイベント〜

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●「拓(ひら)く」「おんなのこSWITCH!」(2014年~)

〜体験型ワークショップまつり。わくわくするスイッチをONにしよう!〜

●「岩木山YOGA フェスティバル」(2016年~)

〜大好きな岩木山でYOGAしよう!〜

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●映画上映会(2013年~)

・あなたもわたしもうまれてありがとうというメッセージを伝える「うまれる」シリーズ

・人生はだんだん美しくなる「人生フルーツ」

・これからの暮らしを自分の手で作っていこうとする営みを描いた「おだやかな革命」など

●「弘前街ナカゼミ」「あおもり街ナカゼミ」「大学1、2年生向け早期インターンシップ」(2015年~)

大学生や若者を対象にした、生き方・働き方を考えるトークイベントなどを、弘前大学学生団体@ぼくらしnextと一緒に運営。

●「おしごと体験広場キッズハローワーク」(2015年~)

職業体験とあそびのイベント。2019年キッズデザイン賞優秀賞消費者担当大臣賞受賞。

幼稚園篇・小学生篇・りんご篇(りんごのある暮らしと仕事)=地域で活動している団体(行政、企業、学校含む)との協働によって開催しています。(共催団体6 協力団体60)

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数名がはじめたネットワークから、市民団体を経てNPO法人へ。


私がSEEDS NETWORKに参加したきかっけは、ひとえに‟誘われたから”です。

それまでも仕事の傍ら、人が集まる場所を作ったりボランティア活動をするなど、小さな活動はしていましたが、2012年頃に「青森県内で活動している個人をつなぐネットワークを作ろう」という動きがあり、それに誘われて参加したのがきっかけです。

その後、2013年に市民団体として具体的な活動を始めるにあたり、私が代表となりました。始めは4人からのスタートでしたが、5人が6人になり、2人が抜け、また1人抜け、新しく2人入って・・・・・と紆余曲折を経て、5人での体制に落ち着きました。

市民団体として活動してみて、人のつながりや協力関係をつくるには一つひとつの業務を丁寧におこなうことが重要だということ、相手に信頼してもらうためにはまず信頼できる自分であることが大切だということを痛感させられました。

活動を始めて2年目くらいの頃、お世話になっている企業の方から「SEEDS と〇〇は似たようなことをしているから、一緒にまとめて活動してもらったらどうかという話がありましたが、僕の方で断っておきました。似ているように見えますが、仏教でも宗派がいろいろあるように、両者は全然違うと思うので、一緒にはできないと判断しました。」と仰っていただいたことがあります。十把ひとからげではなく、私たちのことを理解した上で支えてくださっていると感じました。以降、「仏教でも宗派が違う」の言葉に支えられています。みんな似ていて違うから。それに応えたいと思っています。

実にたくさんの方の協力とご厚意によってSEEEDS NETWORKは支えられ、活動は順調に進むように。事業内容も増え、会員も増え、景色はめまぐるしく動いていきました。

そんな時ふと、「このまま楽しく活動するだけでよいのか」と悩むように。支えてくださっている方々のご恩に報いるためにも、自分たちのためにも、このままの市民活動ではいけないように思え、気合いを入れ直すつもりで法人化を決めました。2016年春のことです。

それから1年かけて事務局5人で、どのような法人がよいのか、今後の活動はどうしていくのかということを話し合い、2017年に14名の理事を迎えて、どんな立場の人もともに活動できるNPOとして法人を設立しました。

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おしごと体験広場キッズハローワーク(2019年10月)

活動のきっかけは人に誘われたことでしたが、こういうつながりや活動ができる場所を私は常に求めていたのだと思います。

きっかけは、東日本大震災です。

2011年3月11日14時46分を職場で迎えました。私は当時、職場を離れることはできない立場でした。離れている家族が心配ではありましたが、離れている家族もきっと今いる場所で、誰かに守られたり優しくされている。そう信じるために、私も目の前の人に対して、自分の家族に対するように接することが大切であり、何よりそうするほかないと悟りました。

それ以降、目の前の人は運命の人なのだと思って行動するようになったんです。

家族や友人が大切だということは、みんなが理解していることですが、いざという時には目の前の人が運命の人になるのです。だから、一人では限界があっても、誰かとつながって力を借りながら、「目の前の人を笑顔にする社会づくり」をしたいと思うようになりました。

また、当時は「絆・つながり」という言葉が盛んに使われる一方、孤独・孤立という現実があり、「誰かに寄り添うことができたらいいな」という思いもありました。家族や友人ではなくても、誰かのよりどころになる可能性をもっていたいと思っています。

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一人ひとりの生活満足度を高められるような活動を!


今、2020年のコロナ禍で、改めて初心を大切にしていこうと決意しているところです。

SEEDS NETWORKでは、一人ひとりの人が笑って暮らすことができればいいなあという思いで活動をしています。子どもや孫の世代に、「青森っていいなあ」「青森に生まれて幸せだなあ」と思ってもらえるよう、コツコツと草の根的に活動しています。

誰かが「今日は楽しかったなぁ」という気持ちになると、その気持ちは家庭や職場、地域の中などで、きっと伝染していくはず。そんな一人ひとりの生活満足度が高まるような活動を積み重ねていきたい。持続可能な地域社会をつくるため、互いの人権・人格を尊重し、個性や能力を発揮できるような仕掛けをしていこうと考えています。

今後はよりドメスティックに活動しようと思っています。今までは、仙台や東京にも出張して~、東北から人を集めて~などという考えもありましたが、青森にこだわっていきます。

少人数(だいたい一回10人くらい)の企画を、8月末から年度末まで、およそ20本を立て続けに行っていく予定です。そのうち力をいれているのは、9月22日からはじまる「みんなの食堂 いっしょに食べよ!」です。青森県からの委託事業で、月に一回、共食の場を提供していきます。毎月さまざまな(おしゃれ)講師と一緒に調理して、いっしょに食べるという、一見普通の内容ですが、講師個人の魅力がわかるようなエピソードを入れていきながら、参加してくれる方が話しやすい雰囲気を作っていけたらと考えています。なにより人間が一番おもしろい! コロナでの閉塞感が少し緩んでくれれば嬉しいです。

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私たちは、「今日たのしかった」「うれしかった」「おもしろかった」という気持ちをリアルに感じられる場を提供していきます!



全国の女性へメッセージ


楽しいとか、嬉しい、きれい、かわいい、という気持ちは最強です。

信頼と尊重の精神をベースに、一つひとつのものごとに丁寧に接していけば、きっと道は拓かれます。

★好きな言葉★

「笑う門には福来たる」

生きているといろいろなことがありますが、元気があれば何でもできるし、笑っていると楽しくなります(笑)

特定非営利活動法人
SEEDS NETWORK

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特定非営利活動法人SEEDS NETWORK

住所:〒036-8221 青森県弘前市紙漉町4-6

電話&FAX:0172-36-9234

MAIL:info@seedsnetwork.or.jp/onishi_shoko@seedsnetwork.or.jp

URL:https://www.seedsnetwork.or.jp/

【Mission】 青森を愛する人々の未来づくりに貢献します

【Vision】 一人ひとりの生活満足度が高まる、社会性の高い事業を創造しつづける団体を目指します。社会や行政と連携、協働しながら相互にエンパワメントするネットワークを構築します。地域人材の育成及び自然の恩恵を利用した産業の活性に向けて持続可能な社会の実現を図ります。「子どもは希望だ」という信念のもとに、地域の未来を拓(ひら)く子どもを育む活動を展開します。

おしごと体験広場キッズハローワーク実行委員会

https://www.facebook.com/hellohellokids






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