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目指すべきは管理職かもしれないけれど、現場と趣味を続けていきたい。こんなとき、どうする? 《キャリア形成編-4》

リーダーとして仕事をしていれば、必ずぶつかる
コミュニケーションや人間関係の問題。
相対する人も違えば、状況もさまざまで、
「こうすれば正解」がないのが
難しいところです。

そこで、
リーダーとして働く女性が実際に体験した
コミュニケーションの課題と
それに対するアクションを
ケーススタディとして紹介。
同じような課題を抱える人のヒントになれば、
という思いで届けていきます。

子どもと関わることが大好きで、日々の業務にやりがいを持って働く保育士のマルさん。キャリアアップを兼ねた副業にも刺激を受け、毎日が充実しているそう。さらに、大切にしているのが大好きな趣味の時間。そんな現状に満足しているからこそ、未来を描くことに悩みもあるそうです。

ニックネーム:マル(40代)
◆職種:保育士
◆チームメンバーの人数:2人
趣味のスノーボードに打ち込むために幅広くアルバイトをこなしていた20代を経て、10年程前に保育士免許取得。現在勤める保育園は3園目。休みをとっては山や海に繰り出すアクティブ派。


仕事も楽しいけれど、実は人生の第一優先は趣味。これってわがまま?


今の小規模保育園に勤めて4年ほどになりますが、比較的自由に休みが取れるので、趣味との両立ができています。海や山が大好きで、雪の季節はもっぱらスノーボード。働くときはしっかり働いて、趣味もがっつり楽しむのが私流です。わがままと捉えられることもあるけれど、決して仕事で手抜きをしているわけではありません。

保育士の目指すところは、一般的には園長などの管理者だと思いますが、私はベテランになった今もなお興味が持てずにいます。何より大切な趣味の時間も削られてしまうだろうし、自分らしくいられるのは職員室より現場だとつくづく思うからです。

イベント事など、自らの手で作り上げてやり遂げた達成感を、ダイレクトに感じられるのはやっぱり現場。子どもの成長を最も近い場所で見守ることができますし、保護者からの感謝の声も直接届くのでやりがいを感じます。

それに、私はほかの保育士がやらないような流行りネタも全力でやる、いわば園のお笑い担当なので(笑)、子どもにウケるのも喜びの一つ。だからこそ、保護者対応はもちろん、子どもへの言葉遣いや態度などを、より一層気をつけるようにしています。


保育の楽しさを知っているからこそ、子どもと直接関わりたい


保育士として自分自身が関わっていたい相手は誰かと考えると、やっぱり大人よりも子どもなんですよね。園長や管理者は、保護者や業者、地域との関わりが主になるので、どうしても子どもと直接関わる時間が減ってしまいます。

思い返してみると、私自身がつらいときに真っ先に思い浮かべるのは園の子どもたち。彼らの存在が私の原動力であり、モチベーションです。こちらが先生と呼ばれる立場だけれど、逆に励ましてもらったり学ばせてもらうことばかりです。

リーダーとしてマネジメントにも奮闘する日々ですが、子どもと接することがマネジメント能力の向上に繋がっているとも感じます。

揉め事があったりしたら、お互いが自分の頭で考えるようにしないとだめ。上の立場の人間が頭ごなしに怒鳴ったりするのはもってのほかで、冷静に、ちゃんと相手の目を見て。ワーワー言って追い詰めたりすると逆効果。当たり前といえば当たり前のことなのですが、子どもと接していると改めて思い知らされるんですよね。


ダブルワークでキャリアアップ。働きながら探る本当のやりがい


数年前から月に数回、保育園が休園の祝日や日曜日を利用して、療育施設でも働きはじめました。努力と体力が必要ですが、たくさんの良い刺激を受けています。

現職の保育では知り得るのが難しい部分を、実際の現場で理解を深められればと始めたダブルワーク。いつもの職場とは違う場所で、使命感を持って働く先生方と、個性豊かな子どもたちと接することが、実はストレスの解放にもなっていたりします。

年齢的なことも考えると、元気なうちは保育園と療育施設、そして趣味をしっかり両立させて、めいっぱい現場を動き回っていたい。そんななかでもできる限り時間を作って勉強して、いずれは療育に関われる資格も取得できればと考えています。自分なりの経験を最大限に生かし、プレイングマネジャーのような形で、保護者や子どもたちのすぐそばで働き続けられたら理想的ですね。



イラストレーション:高橋由季






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